DKです。
暖かい季節になると近所でも聞こえるネコの声。
突然外から大きな声で「ナーオ」のような「ニャーゴ」のような独特な鳴き声を耳にした方も多いと思います。
実はこれ、ネコの発情期特有の鳴き声です。
そんなネコの発情期について解説していきます。
ネコの発情期
ネコの繁殖は気候と日照時間が関係しています。
日本では基本的に「繁殖期」と呼ばれる期間は昼の時間が長くなる1月~8月若しくは9月頃とされています。
そして発情期は年に2~3回程度やってきます。
ネコだけでなく動物の発情時期を決める要因は「日照時間の長さ」です。
そして猫はその日照時間が長くなると発情する長日繁殖動物と言われます。これは孵卵の期間や妊娠期間が短くて済む鳥類と小型の哺乳類が該当します。反対に妊娠期間が長いヒツジ等は秋に交尾を行い、春に出産する短日繁殖動物と呼び、また、それらに関係なく1年中繁殖活動を行う動物を周年繁殖動物と呼ぶそうです。
そして実は先に発情するのは「メス猫」なのです。
メスの発情
メス猫の発情は一般的に性成熟を迎えるとされる生後6~12カ月頃と言われますが、生まれた時期や環境、長毛か短毛かそれにもちろん個体差も少なからずあり、一概に○○カ月という事は言えません。中には1歳を過ぎて初めての発情を経験する子もいます。
メス猫の発情は4つのサイクルに分かれています。
- 発情前期(およそ1~5日間)
- オスの 受け入れ不可
- 排尿の回数が増える
- 落ち着きが無くなる
- 飼い主に甘える
- 食欲が減退する
- オスの 受け入れ不可
- 発情期(およそ4~10日間)
- オスの受け入れ可
- 発情前期の行動をとる
- 普段聞かないような大きな野太い声で無く
- 床に背中を擦り付けるようにくねくねする
- オスのマーキングのようにスプレー状に尿を撒く
- トイレ以外の場所で排尿をする
- 尻尾を上に伸ばし、お尻を高く持ち上げる体勢をとる
- オスの受け入れ可
- 発情後期(およそ1日間)
- オスの受け入れ不可
- 特に主だった行動は無いが、排卵をして卵胞が退化する時期
- オスの受け入れ不可
- 発情休止期(およそ5~16日間)
- オスに興味なし
- 妊娠したら次の繁殖期まで発情無し
- 妊娠しなかった場合は5~16日後に再び発情
- オスに興味なし
となります。
オスの発情
一方オス猫は生後5~6カ月頃に精巣が発達し、マーキングなどを行うようになります。そして生後9~12カ月頃に性成熟が終わり、交尾が可能になります。
オス猫にはメス猫のように周期的なモノはありません。
どのように発情するのかというと、「メス猫次第!」。
というのも、メスの発するフェロモンであったり、鳴き声などに反応して発情するからです。
- 大きな声で鳴く
- スプレー状の尿を撒く
- 落ち着きがなくなり、活発になる
- 発情したメス猫を素早く察知する
- 攻撃的になる
この様な行動が見られたら発情中です。
まとめ
今回は「ネコの発情期」について解説しました。
いつもは外で鳴いている猫にうるさいなと感じている方も、いざ自身で飼ってみると色々な発見があると思います。
私が感じたのは、想像以上に声が大きいのと、猫自身がどうしていいのかわからずひたすら動き回っている事、夜中に外に向かって鳴く事が見ていて本当に可哀そうでした。
今では避妊手術を終えたので二人とも大人しいですが、網戸越しにオス猫はやってきて、ニャゴニャゴ言ってます。
重要なことを最後に一つ。
ネコは犬と違って生理がありません。もし、生殖部から出血があれば、すぐに掛かり付けの獣医さんへ直行してください。
お願いします。
ココまで読んでいただきありがとうございました。